米朝戦争への備え、中国軍が異例の全軍訓練

編集委員 中沢克二

2018/1/9 6:50 [有料会員限定]

中沢克二(なかざわ・かつじ) 1987年日本経済新聞社入社。98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長、東日本大震災特別取材班総括デスクなど歴任。2012年から中国総局長として北京へ。現在、編集委員兼論説委員。14年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。
米朝戦争、避けたい。対策3つ
金正恩を暗殺する。同じような独裁者が出てくるであろうが、待ったなしの核開発、ミサイル発射を避けられる。
トランプのロシアゲート事件を追求 政権の暴露本「炎と怒り」の真偽を質す。敵の攻撃を見逃すことのできぬトランプだ。自らの基盤を揺るがす攻撃に応じれば北朝鮮どころではなくなるのではないか?
金が正面切ってトランプと喧嘩するのは考えにくい。国力、軍事力共にはなから勝負になる相手ではない。なればこそ、南北対話、五輪参加で政治的勝利を求めてきたのだ。要は他国から、物、金を引き出したいのだから、それを核開発と引き換えにすべきだ。